あれ?プレイリストに入れてなかったっけ?…って、まだフル発売されてなかったわwwwわっはっはーwwwと一人で大ボケをかますくらい最近ノンフィクション!!が好きすぎて困っています。(ブログ書いてる間にCD発売日を迎えてしまった)(書き上げたら聞く)
曲中に使われているクラッチ音かっこよすぎ、ジャズっぽい曲調好きすぎ、最後のウィスパーボイスありえんセクシーとか、まぁ語りたいことはいっぱいあるんですが、今日はちょっと『視覚』という観点からノンフィクション!!を語りたいと思います。
『視覚』って観点から何を語るのかと言うと、簡単に言えば見りゃわかるってことです。
極端に言うと、無音で見てもこの曲は平安名すみれがセンターだっていうのがわかります。
大きく分けて「立ち位置」と「衣装」の2つ、お話したいと思います。
●立ち位置、ポジションチェンジのお話
Wish Songとの比較になるんだけど、Wish Songは葉月恋をセンターとしながらもそもそもの初期位置が前列2人(恋、かのん)・後列3人(すみれ、可可、千砂都)、そして恋の立ち位置は左から2番目なので、何も事前情報が無い状態で見ると、ぱっと見だけでは恋がセンターであるとわかりません。
曲中に前列と後列が入れ替わったり、どこのシーンを切り取ってもこの人がセンターですっていう風には言い切れず、場面によっては可可がセンターっぽく見えるカットも存在します。
それに対してノンフィクション!!は、まずすみれの登場からして1人だけ別の場所から移動してくる→4人が左右に道を開ける。
これは明らかにすみれがセンターだと分かります。
歌い始めも最前列に1人、かつ後ろに4人を従わせてて、スポットライトを当てられて1人目立つポジション。
この後はかのん、可可、千砂都、恋の順番にスポットライトが当たってそれぞれソロで歌うけど、ポジションチェンジはなく、そして誰もすみれよりも前で歌うことはないので、これもすみれがセンターであると受け取れます。
そしてサビの部分は言わずもがな、ですね。
誰もすみれより前で歌うことがないって話に関連して、実は曲中では"新しいドア開こう"の部分でウォーキングするために数歩下がる予備動作を除いて立ち位置的にすみれは誰よりも前で歌っているんですよね。
常に誰よりも前で歌っている、それは即ちセンターであるということが見てわかるようになっているということです。
●衣装のお話
衣装の方もまぁとてもすみれが引き立つように作られてるんですよ。
例えば全員がバラバラの衣装を着ると、一見誰が主役かわからないですよね。
そういう風にわざと作ることも当然ありますが、今回の場合においてそれは困る。
なので、ノンフィクション!!の衣装はすみれの衣装以外には個性を持たせていません。
Wish Songと比較すると、Wish Songは全員が首元のリボンの形を変えたり、靴の種類を変えたり、リボンもそれぞれのイメージカラーを使ったりと、お揃いの中にも個性を持たせる要素が多くあります。
じゃあ、この話を踏まえて「色」、「形」の2つのポイントから衣装についてちょっと見てみましょう。
まずは「色」のお話。
補色って聞いたことありますか?
補色っていうのは簡単に言うと互いの色を引き立てあう色のことを言います。
図でいうと反対側にあたる色のことです。
平安名すみれと言ったら何色をイメージしますか?
私はイメージカラーの黄緑、あとはヘアカラーの黄色(金色)らへんを思い浮かべます。図で言うと5~7のあたりですね。
じゃぁその補色は?と考えると15~17あたりがそれにあたります。
今回の衣装はこの15~17あたりの紫色をベースに構成されているので、これはつまり平安名すみれを色を使って効果的に引き立てていると言えます。
それが顕著に出ているのがこのスポットライトが当たっているカットですね。
まず背景の雰囲気も紫系、すみれ以外のメンバーの衣装も紫系、すみれ以外の4人は完全に背景に溶け込んでしまっています。
背景→スポットライト→衣装の順に色を見ていくと、ちょうど紫→黄緑→紫という風に補色で補色をサンドするっていう訳わからんくらいセンターが際立つ色合いになっています。マジわけわからん。
色のお話、もうちょっと細かいところまで見ていきましょう。
袖口をグラデーションにしたのがマジで天才だなって思ってて。
袖口にパキッと色を分けて補色を入れることもできたんじゃないかなって思うんですけど、ここをグラデーションにすることによって肩周りの雰囲気を曖昧に見せているんですね。
で、これの何がいいのかっていうと、そうすることで平安名すみれの顔が際立つ。
平安名すみれは顔がいいので、顔は使うべき武器。世界の真理。
3枚目の画像を見ると、やっぱり他の4人は背景に埋もれてしまっているのですが、すみれだけは色の効果もあってか背景に埋もれずに済んでいます。
あと単純にグラデーションってそれだけでオシャレなので好きです。
平安名すみれはやっぱオシャレじゃないとね。
衣装に散りばめられた星や腰元のリボンなんかも他の4人とは違うところで、すみれだけは紫系以外の色を使っているんですよね。
余談ですが、衣装をこの色合いにしたのって、実は予選がハロウィンの頃だったからっていうのも理由の1つなのかなって考えています。
9話の私のSymphony内で、かのんのお店の前にハロウィンの飾りがありました。
お店ってだいたい1ヶ月くらい前から季節の装飾をしますから、その頃って考えると予選自体は10月頃に開催されたのではと考えられます。
そういえば、ラブライブ!でハロウィンといったら?…そう、この人ですね!
見覚えある~!!!
さてさて、次は衣装の「形」についてです。
作中で可可が「センターの衣装は他の人とは少し形を変えた」と言っていました。
可可渾身の衣装、見ていきましょう。
ノンフィクション!!の衣装の形は概ね2人:2人:1人または4人:1人の組み合わせにデザインが分かれています。
スカートの形、腰から出ている布の形、胸~お腹のデザインが2:2:1、
ティアラの形、くつの形が4:1です。
色の話も入れるとぱっと見た感じ2:2:1で分かれています。
形を分類するときこの「1」をどう捉えますか?
私はこれを「特別」だと考えます。
そしてこの「1」、やはりすみれの衣装デザインに使われています。
一見全てと共通してそうで、実のところどこにも属さない「特別な衣装」なんですよね。
"少し"形を変えたと言っていましたが、この少しがたくさん積み重なって特別な衣装になっていると考えると…可可の想いの強さが伝わって来て、オタクはもう無理になっちまうんすよ…。
「形」のお話、もう少し続きます。
ちょっと想像してほしいのですが、ノンフィクション!!の衣装をモノクロにして見たときに全員に共通していることって何かわかりますか?
結論から言うと、それは全員が線対称の衣装を着ているということです。
これは「色」の話と逆の発想なんですが、全員が線対称の衣装を着ることによって、どこにも目立つ箇所を作っていないんですね。
「形」では目立つ箇所を作っていない、ならどうやってセンターに目を向けさせるのか。
そう、それは「色」です。
ここで「色」と「形」のお話が繋がりました。
個人の衣装で考えたときでも、全体の衣装で考えたときでも、すみれだけは補色の効果で目立って見えます。
じゃぁじゃぁすみれだけ非線対称にしたらもっと目立つじゃん、と思いますよね。
単純に考えればそうですが、それはもう蛇足というものです。
そもそももっと目立たせるのであれば最初からすみれの衣装だけ完全に色を変えるか大きく形を変えるかすればよかったはずです。
でもそうしなかったのは調和を大切にしたからじゃないかと思います。
調和というのはスクールアイドルのステージにおいて大切な要素でもあります。
線対称というのはそれだけで調和が取れていて美しい。
なのでその美しさをわざわざ損なう必要性はありません。
「色」で引き立て、「形」で調和を取る。
これを絶妙と言わず何と言いましょうか。
すみれの存在を最大限に引き立てるこの巧みな衣装も、彼女がセンターであると見てわかるように作ってあるわけです。
というわけで、以上、視覚という観点から考えるとノンフィクション!!ってめちゃくちゃ平安名すみれをセンターに見えるようにしてるんだよってお話でした。
センターが見りゃわかるっていうのは第10話のコンセプト的にも大事なんですよね。
チェケラッ!!(Check it out)って言うくらいなので。
じゃあ、無事にブログも書ききったし、楽しみにしていたノンフィクション!!のフルver.と対戦してきますかね!
あ、最後に1つだけいいですか?
『線対称』と『センター衣装』で韻が踏める。